大会で優秀な成績を収めた赤緑ステロイドで、個人的に気になったデッキリストを乗せてみます。

メイン 60枚
4《山/Mountain》
9《森/Forest》
4《銅線の地溝/Copperline Gorge(SM)》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M12)》
2《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(IS)》

4《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》
3《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M12)》
4《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DA)》
4《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DA)》
3《地獄乗り/Hellrider(DA)》
2《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NP)》
1《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MB)》
1《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》
1《食百足/Vorapede(DA)》

4《感電破/Galvanic Blast(SM)》
3《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NP)》
2《四肢切断/Dismember(NP)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MB)》
4《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MB)》

サイド
2《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SM)》
2《焼却/Combust(M12)》
1《電弧の痕跡/Arc Trail(SM)》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge(IS)》
1《帰化/Naturalize(IS)》
1《四肢切断/Dismember(NP)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MB)》
2《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NP)》
1《食百足/Vorapede(DA)》
1《殴打頭蓋/Batterskull(NP)》
2《腐食の突風/Corrosive Gale(NP)》



マナクリ7枚体制と地獄乗り3枚、メインから積まれた食百足と四肢切断、更にメインとサイドを合わせ4枚積まれた変形者等が特徴的なリストです。

メインから食百足を入れている辺り、ステロイドの線の細さのカバーがなされています。
更にサイドに積まれた食百足や殴打頭蓋もサイドから線の細さを補強するためのカードのようです。

同型に当たった時、どちらが早く『食百足』もしくは『高まる残虐性』をキャスト出来るかの勝負になるという事も意識してかもしれません。

またメインに2、サイドに1積まれた四肢切断は感電破では対処出来ない生物、特にファイレクシアの抹消者を強く意識したカードだと思われます。

また、四肢切断と合わせサイドにある焼却は、デルバーに積まれている地下牢の霊を意識して、でしょう。

また、苦手とする「トークンズ」に対抗するためなのか、漸増爆弾と腐食の突風が二枚ずつ積まれているのが印象的です。

また、サイドにある変形者二枚はデッキの速度を上げる、もしくは剣の水増し、またはどうしようもないファッティやレジェンド達への回答でしょうか。

サイドに全くと言って良いほどケッシグへのメタカードが積まれていないのも印象的です。

速度で削りきる。もしくは、タイタンをコピーすると言う方針なのでしょうか。

土地が23枚なのも、土地を後半引きたくないステロイドだからこそですね。



さて、次のデッキレシピです。

メインボ-ド

2《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M10)》
4《銅線の地溝/Copperline Gorge(SOM)》
8《森/Forest(M12)》
5《山/Mountain(10E)》

4《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》
3《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M12)》
3《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》
3《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》
3《地獄乗り/Hellrider(DKA)》
2《食百足/Vorapede(DKA)》
2《紅蓮心の狼/Pyreheart Wolf(DKA)》
2《夜明けのレインジャー/Daybreak Ranger(ISD)》
2《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》

4《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
2《硫黄の流弾/Brimstone Volley(ISD)》
3《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》
3《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
1《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》

サイドボード
3《魔力のとげ/Manabarbs(M12)》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
3《松明の悪鬼/Torch Fiend(DKA)》
1《赤の太陽の頂点/Red Sun’s Zenith(MBS)》
1《秋の帳/Autumn’s Veil(M12)》
2《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
2《帰化/Naturalize(ROE)》
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》


こちらはマナクリ6枚体制、高原の狩りの達人3枚に、紅蓮心の狼が2枚、食百足も2枚、緑の太陽の頂点は積まれておらず、積んである剣は青緑剣3枚、更に迫撃鞘3枚、火力も感電破4枚に追加して硫黄の流弾が2枚、サイドの松明の悪鬼が3枚という、珍しいリストです。

ビートしつつ、ライフを丁度削りきる事に長けたデッキに思えます。
紅蓮心の狼は、殴りで少しでも多くのライフを削るためで強制的にダメージレースへと引き込むという意図でしょうか?

食百足は、そのダメージレースの優位を確保するためのカードという位置付けに見えます。

剣が青緑剣なのは、出てくる狼トークンで更にダメージレースを優位にし、最終的には迫撃鞘の弾と言った感じでしょうか?

ダメージレース的には赤白剣でも良さそうですが、青緑剣なのは他に理由が有るんでしょうか?

サイドの虚無爆弾は、青緑剣のデメリットである相手の墓地を肥やしてしまう事の軽減だと思われます。

緑の太陽の頂点が無いのでシルバーバレット枠のスラーンと酸スラは居ませんね。

また、サイドの松明の悪鬼は先置き出来る剣破壊で、クロックにもなるので、対ビートのダメージレースの優位確保の役割といった所でしょうか。

魔力のとげが3枚あるあたり、やはりケッシグは辛そうです。

一風変わった面白いリストですね。



これ等の他にも、極楽鳥4枚とラノワールのエルフ4枚に加え、アヴァシンの巡礼者を入れたマナクリ9枚体制に、地獄乗り4枚等のタイプなど、さまざま有りました。

メタや、プレイヤーの好みでメインからデッキが変わるステロイドは構築の自由度が高いですね。メインもサイドも変動枠が多いです。


ただ、最近の傾向としてステロイドの弱点である『線の細さ』を克服するためのカードが入って来ているようです。

それを、緑の太陽の頂点で呼べる食百足にするか、食百足より1マナ軽く、FBもついている高まる残虐性にするか、という所もプレイヤーの好みのようです。


次期環境初期は、猛烈な除去環境になる事が予想されるので、何等かの対処を考えておくと良さそうですね。

では、今日はこの辺で



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